『バットマン:ゼロイヤー 陰謀の街』(Batman: Zero Year - Secret City)は2015年3月に小学館集英社プロダクションから発売された翻訳単行本。NEW 52によるリブート後の、バットマンの新しいオリジンが語られる。原作のストーリーは、フォーエバー・イービル中に刊行されたバットマン:ゼロイヤーで、『シークレットシティ』、『ダークシティ』、『サベージシティ』の三部作として、一年間連載されており、本書ではその前半部である、『シークレット・シティ』と『ダーク・シティ』のパート1が収録されている。
出版社による作品紹介[]
新たに語り直された「闇の騎士」誕生秘話
まだスーパーヒーローが世間に知られていない時代、ゴッサムシティの放蕩息子ブルース・ウェインは、数年間行方不明になっていた。だが、これは闇の姿を必要としたブルースの作戦だった。ブルースは変装を駆使してゴッサムシティをパトロールし、顔を持たない自警団員として活動を始めていた……この話はスーパーヒーローたちが結集した『ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)』の1年前の物語であり、ニュー52シリーズの第1巻にあたる『バットマン:梟の法廷』の数年前を描いた作品である。
本書はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー・ランキング(コミック部門)で初登場3位を記録し、記事内でも以下のように評されていた。「スコット・スナイダーは、この2年間でバットマンを徹底的に再生させた。闇の騎士の神話がこれほどの重厚さと人間らしさをもって描かれるのは、フランク・ミラー以降では初めてである」。読者の予想をはるかに上回るスケールで展開される怒涛の物語をお楽しみに。[1]
登場人物[]
メインキャラクター[]
- バットマン
味方[]
- アルフレッド・ペニーワース
- フィリップ・ケイン
- ジリアン・ローブ
- ジム・ゴードン
ヴィラン[]
- レッドフード・ギャング
- リドラー
- オズワルド・コブルポット
その他[]
- デューク・トーマス
- ヴィッキー・ヴェール
収録作品[]
- バットマン Vol 2 #21『ゼロイヤー シークレットシティ 第1章』(Batman #21)
- バットマン Vol 2 #22『ゼロイヤー シークレットシティ 第2章』(Batman #22)
- バットマン Vol 2 #23『ゼロイヤー シークレットシティ 第3章』(Batman #23)
- バットマン Vol 2 #24『ゼロイヤー ダークシティ』(Batman #24)
- バットマン Vol 2 #21 (バックアップ)『どこでハンドルさばきを習ったか』(Batman #21)
- バットマン Vol 2 #22 (バックアップ)『本物を見た時』(Batman #22)
- バットマン Vol 2 #23 (バックアップ)『本物を見た時ピット』(Batman #23)
- バットマン:ゼロイヤー:ディレクターズ・カット『スコット・スナイダーによる『バットマン』#21 第1稿』(Batman Zero Year: The Director's Cut)