レックス・メイソンは考古学者で、メタモルフォとして知られる体内の元素を様々な形に変えることができるメタヒューマンになった。レックス・ルーサーに息子ジョーイを誘拐されたことでポケット・ユニバースに閉じ込められていた彼は変異能力を利用されて地球外元素クリプトナイトを模倣し、スーパーマンの拘束に協力させられた。
生涯[]
人物[]
- 「彼はあの可哀想な男を殺した。」
「マリ。彼の名前はマリだ。」
「そして俺は…俺は…何もしてない。」- -メタモルフォとスーパーマン
能力[]
- 「彼はこの星にとって異質な物質であっても、既知のあらゆる物質に変身(メタモルフォーゼ)することができる。」
- -レックス・ルーサー
- 元素変換:主な能力は周期表に基づいて自身の身体を既知のあらゆる元素(固体、液体、気体、金属)に変異させることができる。これらの元素の形状、密度、組み合わせを操作して強力なエネルギー出力や複雑な構造物を作り出すことができる。彼の力は地球上の物質にとどまらず、クリプトナイトのような地球外の元素を複製することも可能である。
- メタモルフォーシス:四肢それぞれが異なる元素で構成されているのと同様に彼は身体全体を変えることなく、特定の部位を異なる元素に変化させることができる。これにより、個々の四肢や部位を特定の元素効果に用いることで戦闘や環境状況に的確に適応することが可能になる。
- シェイプシフティング:数秒で身体の各部位を瞬時に変形させ、選択した元素に応じて分子密度を調整することができる。ポケット・ユニバースからの脱出の際、全身を腐食性の酸に変え、周囲のラプターズを溶解させた。また、素早い移動のために触手のような形に身体を変化させたり、手足を武器に変形させたりすることも可能である。例えば、ジャルハンプル侵攻の際に腕を巨大な金属ハンマーに変形させ、ボラビアの戦車や軍勢を破壊した。
- 超人的な力:鉱物や金属に変化することで力を強化し、強力な敵から効果的に身を守ることができる。強化された触手はブラックホールの引力に抵抗しながらスーパーマンを掴むほどの強さだった。
- 超人的な耐久力:非常に高い耐久力を持ち、特に岩石や金属などの固体物質に変化する際に顕著である。液体または気体状態でもダメージに対する耐性は極めて高く、銃弾や爆発に対してほぼ無傷である。
- 再生:知覚力のある頭部だけになっても、数秒以内に全身を急速に再生することができ、並外れた再生能力を発揮する。
- 飛行:ガスのような形態を利用して高速飛行能力を獲得する。この形態でも上半身は見えるが、物や人を掴むことはできない。
- 戦闘スキル: 身体をさまざまな元素に変異させることで、ジャルハンプルでの戦闘中に多数の敵軍を倒すことができる効果的な戦闘員であることを証明した。
装備[]
以前の装備[]
- クリプトナイト: レックス・ルーサーに強要されてスーパーマンを弱めて捕らえておくためにクリプトナイトを生成した。
トリビア[]
- コミックにおけるメタモルフォは元々考古学者レックス・メイソンとして知られ、ラーのオーブにさらされたことで身体を化学元素に変える力を持つエレメンタル・スーパーヒーローになった。アウトサイダーズとテリフィックスのメンバーだった。
- メタモルフォは従来の肌にぴったりとフィットするスピード水着ではなく、まるでレスリングパンツのような大きくゆったりとしたショーツを着用している。これはDCコミックス版の彼のルックスからより現実世界に根ざしたスタイルになった。
- 足の色もコミック版とは左右逆になっている。
舞台裏[]
- DCユニバースにおけるメタモルフォ/レックス・メイソンはこのキャラクターの初実写化となる。
- メタモルフォ役に選ばれる前、アンソニー・キャリガンはレックス・ルーサー役を演じることに関心を示していた。
- アンソニー・キャリガンはテレビシリーズ『THE FLASH/フラッシュ』と 『GOTHAM/ゴッサム』でスーパーヴィランのミストとビクター・ザーズを演じていたため、スーパーヒーローを演じるのは新鮮だったと語った。メタモルフォが自身の能力について抱く不安を、キャリガン自身の脱毛症に例えることでこの役にリアリティと真実味をもたらすことができると感じたと明かした。